データ分析・初級問題チェック

問題 19 /40

NumPyの関数に関する説明で、誤っているものはどれか。

選択 1

abs関数は絶対値を計算する関数である。

選択 2

sin関数、cos関数、tan関数の引数の単位は、角度の数値である。

選択 3

log関数はネイピア数を底とする対数を計算し、log10関数は10を底とする対数を計算する。

選択 4

exp関数はネイピア数を底とした指数関数を計算する。

解説

選択肢2が正解です。 【選択肢1】 abs関数は絶対値を計算する関数である。 正しい説明です。 【選択肢2】 sin関数、cos関数、tan関数の引数の単位は、角度の数値である。 誤った説明です。 sin関数、cos関数、tan関数の引数は角度ではなくラジアンで指定します。 ラジアンは、角度360°を2π(2×3.14...)、180°をπ(3.14...)として扱う単位です。 例えばsin180°の三角比を求める場合は、「np.sin(np.pi)」とします。結果は「1.2246467991473532e-16」が返ります。最後の「e-16」の「e」はネイピア数ではなく、大きな数や小さな数を表すときに使われる記号です。 ■ eの右側に正の整数がある場合 eの左側の小数に、eの右側の回数だけ10を掛けます。 例えば「1.1e2」であれば、1.1に10を2回掛ける、つまり100を掛けるため、「110」を表します。 ■ eの右側に負の整数がある場合 eの左側の小数に、eの右側の回数だけ10で割ります。 例えば「1.1e-2」であれば、1.1を10で2回割る、つまり100で割るため、「0.011」を表します。 先ほどの三角比の「1.2246467991473532e-16」は、eの左側の数を10で16回割ります。小数点を左側に16回移動することになるため、ほとんど0に近い数字になります。sin180°の三角比は「0」ですが、円周率のように無限に続く数をコンピュータで計算すると誤差が出るため、このような結果になります。 【選択肢3】 log関数はネイピア数を底とする対数を計算し、log10関数は10を底とする対数を計算する。 正しい説明です。 例えば「np.log10(100)」であれば、「10を何乗すれば100になるか」を計算し、結果は「2」が返ります。これは「10を底としたときの100の対数は2」という意味になります。 【選択肢4】 exp関数はネイピア数を底とした指数関数を計算する。 正しい説明です。 exp関数は、以下のようにネイピア数(2.71...)を底とした指数関数を計算します。 ネイピア数eの肩に乗る数字が引数になるため、例えば「np.exp(2)」とすると、2.71...(ネイピア数)を2乗し、結果は「7.38...」が返ります。 数学でも、eの肩に乗る式が複雑になると見づらくなるため、ネイピア数の指数関数を次のように記述することがあります。 (公式書籍 p.122-124、128)