基礎・上級問題チェック
問題 39 /40
インタープリタのタブ補完とヒストリ編集に関する説明で、誤った記述はどれか。
選択 1
変数とモジュール名の補完はインタープリタの起動時に自動で有効になっており、[Tab]キーで補完機能が呼び出せる。
選択 2
タブ補完は、Pythonの文(命令)の名前、現在のローカル変数、使用できるモジュール名を検索する。
選択 3
string.aのようなドット付きの表記に対しては、一番最後にある「.」まで式を評価し、オブジェクトの属性の中から補完候補を示す。
選択 4
デフォルト設定では、ユーザーディレクトリの__history__というファイルにヒストリを保存するようになっている。
解説
選択肢4が正解です。
インタープリタの実行履歴は「__history__」ではなく、「.python_history」に保存されます。
Macであればパスは「/Users/ユーザー名/.python_history」で、隠しファイルとして存在しています。
インタープリタで上矢印キーを押すと過去の入力内容を遡ることができますが、この入力内容が「.python_history」に保存されています。
他の選択肢は正しい説明です。
選択肢1のタブ補完は次のように利用します。
>>> sample = 1
>>> sa
← ここでTabキーを押すと、先に定義した変数「sample」の「mple」が補完され、「sample」と入力されます。
>>> le
← ここでTabキーを押すと、len関数の「n(」が補完されて「len(」と入力されます。
(公式書籍 p.147)